【新唐人2015年08月17日付ニュース】
「これはなんだろう?こんなに大きな爆発音!?びっくりしたよ。。。」
21トンの火薬爆発に相当する威力
中国天津臨海開発工業地区大爆発
天津の爆発事故発生から5日目となりました。現場の様子をお伝えします。
死亡者は未だ増え続けています。当局の発表では、死亡者数は112人、行方不明者95人、その内85人は消防士です。
消防士の家族と現地の住民は、当局の対応の遅れや隠蔽に対して激しい怒りを募らせています。
会見が行われている天津市庁舎には、85人が犠牲となった消防士の家族が写真を手に情報提供を求めて詰め掛けています。
消防士の家族
「私達は騒ぎを起こしたいわけではありません。ただ、悲しくどうしたらよいのかわからないのです。子供たちが何の説明もなく、このまま黙って消されてしまうことが許せません」
情報筋によると、天津の倉庫にあった危険物は、シアン化ナトリウムだけで700トン、これは通常保管を許可される量の70倍を超えています。何も知らされていなっかた住民達は横断幕を持って激しく抗議しています。
天津住民
「私達はこの地域に住んでいますが、周りに危険物が保管されていた倉庫があったことは、何も知らされていませんでした。」
天津住民
「環境汚染のことはみんなも知っています。1、2年で浄化できるものではない、私達の子孫への影響は本当に深刻です。」
オーストラリアのクイーンズランド大学の主任研究員で化学の専門家である謝衛国(しゃ えいこく)氏によると「今最も恐れているのは雨です。雨水は有毒物質を含んだ地下水となって海に流れ込みます。もし大量に流れ込めば、この区域は汚染され、立ち入りを禁止されます。今後、人間を含めた全ての動植物への深刻な影響が懸念されます。」
新唐人テレビがお伝えしました。